近景から遠景まで、発色はニュートラル、歪曲ゼロの素直な描写をする。ボケ味はちょっと固く
ミネラルウォータに例えるとエビアンのような感じだ。50mmという焦点距離はスナップ的なマクロ
撮影をする場合に、フォーカスが合わせやすく使いやすい。開放f値が明るいf2のレンズもライン
なっぷされているが、小型軽量であること描写の素直さという点で、まだまだ存在感のあるレンズだ。
中国雲南省の北西部にある徳欽県にて撮影。年齢を聞くと8才だという。辺境の
山間部でなければ学校に通っている年齢だ。家畜のヤクの手綱をひき、幼い彼
の弟妹の世話をする、その手は立派な労働者であることを感じさせる。自然の中
の厳しい生活を感じさせる。青鼻汁をすすりながら過酷大自然の中で働き生活す
る彼らと、都会の清潔な環境と教育制度の中で窮屈な日本の子供たちとどちらが
幸せだろう。そんな考えがふと頭をよぎる。(撮影年月1996/12)
オリンパスカメラクラブ会報 PHOTOGRAPHY 誌 ビギナーズギャラリー入選作品
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