ZUIKO 1:2 40mm

極薄の準標準レンズ。50mmよりもやや短い焦点距離で、全長が短くパンケーキと呼ばれもてはやされている。ZUIKOのパンケーキは、80年代中盤に開発販売されていた。メーカーの謳い文句は、50mmを選ぶか35mmを選ぶかの間をとった新しい提案とのこと。

6群6枚の変形ガウス型の前後対象に近いレンズ構成で、4枚も高屈折率低分散硝子を使用しているという。その割に破格の定価2万2千円が設定されていた。

当時のユーザーには受け入れられなかったのか、一説による3000本しか製造されなかったとか。皮肉にも、製造中止後にパンケーキブームが起こり、現在の中古市場でも異常な高値相場である。

薄型化のために随所に工夫がこらされており、絞りリングがフィルター取りつけ枠も兼ねている。ねじ部分の深いフィルターを装着すると絞値が変えられなくなる。

最短撮影距離は30cmと焦点距離の割には短め。

光学性能は、当時の定価よりは、現在の中古市場価格と相応の性能と味がある。


ある日の京都タワー(昼の部) 2001.03 撮影
かつては京都の表玄関の顔だった京都タワーも、新装され駅ビルにすっかり人気をとられてしまった。

しかしながら、磨かれた駅ビルのガラスに映りこむその姿は、新鮮な美しさがある。

四隅まで均質で破綻が無い。

駅ビルにあるJR伊勢丹の7階売り場から階段広場に抜けると、京都タワーが一瞬姿をあらわす。ちらリズムの美を感じるのは私だけ。誰も振り向きはしない。

直線がビッシリ決まるなあ。

もっと大きく見えるところはないだろうか。そこは、駅ビルJR伊勢丹に対抗すべく大胆に改装した、近鉄デパートの屋上だった。フェンスの前ボケも悪くない。

さあ、夜の部はどうだろうか?


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